塗装の知識
塗装の知識
人間の体と一緒で、早めの対策を行えば作業も限られてきますので安く仕上げることができますが、遅めの対策になりますとたくさんの作業が必要になる上、既に破損箇所が現れたりと取り返しの付かない可能性もあります。
下記の症状が危険サインですので、症状が見られましたらすぐご連絡下さい。
危険度 | 現象 | 状況 | 対策 |
---|---|---|---|
0 | 新築、または塗り替え完了 | 良好 | 塗替不要 |
1 | 壁の艶(ツヤ)が消えてきたように感じる | ||
2 | 壁の彩度が落ちて、色が変わってきたように感じる | 要観察 | |
3 | 壁の表面が粉っぽくなってきた | 注意 | 塗替必要 |
4 | 壁にひび割れを見つけた 壁にコケや藻が生えてきた | 警告 | |
5 | 壁の塗膜がはがれてきた | 危険 |
外壁や屋根・屋上の材質や使用している耐久塗料によって年数が異なります。
ウレタン塗膜だと3~5年、シリコン塗膜ですと11~13年、既存の住宅ではあまり見られませんがフッ素塗膜ですと17~20年と言われています。
耐久年数に差が生じるのは、家が建っている環境に左右されるためです。
例えば、日当り良好な住宅ではそれだけ紫外線を多く浴びますので過酷な条件になりますし、隣にマンションやアパートなどが建っているなど、日照時間が短い場合では、長持ちするケースもあれば、コケや藻が生えやすくなるケースもあります。海が近いと、潮風により塗膜の劣化が早くなる場合もあります。
外的要因が住環境によって大きく異なるため、確実に「何年」というお話が難しいと思います。その場合は半年から1年毎に、お住まいの外壁を触ったり目で確かめたりして、上記の写真のような不具合がないかどうかを確認されるとよいでしょう。
これが全部揃うと雨漏りが発生します。
屋根はもちろん、外壁でもこの条件を満たせば雨漏りをします。
水があること
外壁に雨が当たり、水が侵入する。
すき間があること
コーキング(シーリング材)の劣化によりすき間が生じる。
外壁コンクリートにひび割れがありすき間が生じる。
水を押し込む力があること
屋根には水圧力がかかったり、毛細管現象が加った場合。
これらの条件は、比較的容易に起こりうるということです。
ひび割れを放置すれば、年月と共に大きくなっていき、雨漏りの原因となります。
雨漏りが拡大すると、建物内部に損害をもたらすだけでなく、建物の耐久性能が著しく低下してしまいます。木(もく)・鉄筋・鉄骨部分に水分が染み込めば錆の原因となり、腐食が進めば建物の寿命も短くなってしまいます。
その他、塗装については「塗装の必要性」をご参考になさってください。
フッ素樹脂塗料 |
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シリコン塗料 |
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ウレタン塗料 |
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アクリル塗料 |
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アクリル塗料 | ウレタン塗料 | シリコン塗料 | フッ素樹脂塗料 | |
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塗料の価格 | 安い | やや安い | やや高い | 高い |
耐久年数 | 1~3年 | 3~5年 | 11~13年 | 17~20年 |
耐候性 | 良くない | 普通 | 良い | とても良い |
防汚性 | 良くない | 普通 | やや良い | 良い |
弊社では、コストパフォーマンスの高い“シリコン塗料”を中心にご提案させていただいております。
また、お客様のご予算に合わせて塗料の選定・ご提案をさせていただいております。また、建物の材質、性能、腐食程度などをチェックした上で、最適な塗料を選定しております。